どーーーもーーー!
アスレティックトレーナー あたかゆうすけです。
これまでお届けしてきた
「エビデンスで選ぶアスリートサプリメント」シリーズ、いよいよラストです!
🔽 これまでのラインナップはこちら!
Vol.1|クレアチン
→ 高強度系競技の爆発力アップに。
Vol.2|カフェイン
→ 集中力と疲労軽減のカギ。
Vol.3|β-アラニン
→ Yo-Yoテストに効果あり?乳酸疲労のメカニズム。
Vol.4|ビートルートジュース(硝酸塩)
→ 持久系アスリートに。血流と酸素供給の科学。
Vol.5|ホエイプロテイン
→ 基本のタンパク質補給に。種類とタイミング。
Vol.6|ビタミンD
→ 骨折リスクと免疫に注目。アスリートに不足しやすい。
Vol.7|オメガ3脂肪酸(EPA/DHA) ←今回はココ!
→ 関節・炎症・脳の働き。今注目の「油」のチカラ。
✅ Vol.7|オメガ3脂肪酸(EPA/DHA)
オメガ3脂肪酸とは?
オメガ3脂肪酸は、主に青魚(サバ、イワシ、サンマなど)に多く含まれる油の一種で、
- EPA(エイコサペンタエン酸)
- DHA(ドコサヘキサエン酸)
に分かれ、それぞれが身体にさまざまな良い働きをもたらします。
体内ではほとんど作れないため、「必須脂肪酸」として食事から摂る必要があります。
✅ 主な効果【科学的根拠あり】
1. 炎症の抑制と関節の保護
- EPAには抗炎症作用があり、練習や試合で繰り返し負荷がかかる関節を守る(Calder, 2013)
2. 筋損傷の軽減と回復の促進
- EPA+DHA摂取で、筋損傷後の炎症や筋肉痛(DOMS)を軽減(Tsuchiya et al., 2016)
3. 脳機能・集中力の維持
- DHAは脳の神経細胞膜を構成し、記憶力や反応速度の維持に関与(Gómez-Pinilla, 2008)
4. 心血管系のサポート
- 長期的には血流改善・心臓の健康維持にも寄与すると言われています。
✅ アスリートにとっての価値
✔️ ぶつかり合いや着地動作の多い競技(ラグビー・バスケ・サッカー・陸上跳躍種目)では関節への負担軽減に。
✔️ 集中力や判断力を求められる競技(野球・サッカー・eスポーツなど)では脳機能サポートに。
✔️ 連戦が続くシーズンには回復の助けとしても有効です。
✅ 推奨摂取量と注意点
項目 | 内容 |
---|---|
推奨摂取量 | 1,000mg/日(EPA+DHAの合計) |
食事から | 青魚(サバ・イワシ・サンマなど)を週2〜3回以上目安 |
サプリ | 高純度タイプ(重金属検査済み)を選ぶこと! |
💡サプリメントを使用する場合は、酸化しにくい包装・ドーピング認証がある製品を選びましょう。
✅ ジュニアアスリートにもおすすめ?
はい。
むしろ、魚が苦手なジュニア選手ほど不足しやすく、意識して摂る必要がある栄養素です。
- 成長期の関節保護
- 勉強と練習の両立に必要な集中力
- 食事での脂質バランスが偏りがちな時期
これらを考えると、魚を食べない選手はサプリで補うのも現実的な選択です。
✅ よくある質問
Q.「オメガ3脂肪酸って、脂肪だから太りますか?」
→ いいえ、太る脂肪と違います。
体に良い“機能性脂肪”で、逆に代謝をサポートしたり炎症を抑えたりする働きがあります。
Q.「フィッシュオイルと何が違うの?」
→ ほぼ同じ意味です。
フィッシュオイル=魚油=オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)です。
ただし、含有量や品質(精製度)には差があるため、成分表示の確認は必須です。
✅ まとめ:「良質な油」はアスリートの土台を整える
オメガ3脂肪酸は、
- 練習の疲労を残さない回復力
- ケガしにくい体づくり
- パフォーマンスに必要な集中力と判断力
を支えてくれる、まさに**“見えない力”**です。
油=敵と思われがちですが、いい油はむしろ味方!
「いい油は、ケガを減らし、集中力を伸ばす。」
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いつも、ありがとーーーございます!
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