どーーーもーーー!
アスレティックトレーナー あたかゆうすけです。
シリーズでお届けしている
「エビデンスで選ぶアスリートサプリメント」
このブログでは、パフォーマンス向上・疲労軽減に有効な栄養素・サプリメントを、信頼できる科学的根拠に基づいてご紹介しています。
🔽 これまでと今後のラインナップはこちら!
Vol.1|クレアチン
→ 高強度系競技の爆発力アップに。摂取タイミング、副作用、体重増との関係を解説。
Vol.2|カフェイン
→ 集中力と疲労軽減のカギ。摂取タイミング、量の目安、個人差と注意点。
Vol.3|β-アラニン
→ Yo-Yoテストに効果あり?筋のpH維持と乳酸疲労のメカニズム。
Vol.4|ビートルートジュース(硝酸塩) ←今回はココ!
→ 持久系アスリート必見!血流と酸素供給の科学。
Vol.5|ホエイプロテイン
→ プロテインって本当に必要?食事とのバランス、種類、タイミングの真実。
Vol.6|ビタミンD
→ 日光とパフォーマンスの関係。骨折リスクと免疫に注目。
Vol.7|オメガ3脂肪酸(EPA/DHA)
→ 関節の守り神?集中力や回復にも関わる油のはなし。
✅ Vol.4|ビートルートジュース(硝酸塩)
ビートルートジュースって何?
“赤い野菜”として知られるビート(赤かぶ)から作られるジュースで、**天然の「硝酸塩(NO₃⁻)」**を多く含みます。
この硝酸塩は体内で代謝され、**一酸化窒素(NO)**に変換されることで、
- 血管拡張
- 筋酸素の利用効率UP
- 運動時のエネルギー効率UP
といった作用をもたらします。
✅ 主な効果【科学的根拠に基づく】
1. 血流の改善と酸素運搬の効率向上
- 一酸化窒素(NO)が血管を拡張し、筋肉への酸素供給を改善(Larsen et al., 2007)
2. 持久力の向上
- 有酸素運動での「タイム・トゥ・エグゾースション(疲労までの時間)」が延長(Bailey et al., 2009)
- サイクリングやランニングなどで運動時間の延長効果が実証
3. 筋肉のエネルギー効率を改善
- 同じ運動強度でも、酸素消費量が減少(Bailey et al., 2010)
- つまり、“ラクに走れる”感覚を得られる可能性があるということです。
✅ 摂取方法とタイミング
項目 | 内容 |
---|---|
推奨摂取量 | 400〜800mgの硝酸塩(ビートジュース 250〜500ml) |
タイミング | 試合やトレーニングの2〜3時間前 |
継続効果 | 試合が続く期間は5〜6日間継続摂取する方法も効果的とされる(Wylie et al., 2013) |
💡 市販の「濃縮ビートジュース」タイプを使用すると、摂取が効率的になります。
✅ 副作用・注意点
- 腸が弱い人はお腹が緩くなることもあるため、試合ではなく練習時にまずテスト!
- 尿や便が赤くなるのはビートの色素によるものなので心配なし。
- 一部の製品には添加物や糖分が多いものもあるため、選ぶ際は成分表示をチェック!
✅ ジュニアアスリートに使えるの?
✔️ ビートジュース自体は天然由来の食品ですが、
✔️ 意識が高く、食事も整っている選手に限って、試合前限定で慎重に使うことが望ましいです。
特にサッカーや長距離、ラグビーなど、持久力が求められる競技の選手には効果を感じやすいです。
✅ よくある質問
Q.「ほかのサプリと併用しても大丈夫?」
→ 基本的には問題なし。
ただし、カフェインと併用した場合の効果には個人差があります。練習での併用テストが推奨されます。
Q.「野菜だけで補えませんか?」
→ 現実的には難しいです。
野菜から必要量の硝酸塩(400〜800mg)を摂ろうとすると、ビートを1kg近く食べなければなりません。
サプリまたは濃縮ジュースでの摂取が効率的です。
✅ まとめ:持久力と酸素効率を高めたい選手へ
- 試合後半にバテる選手
- 有酸素系競技で粘りを出したい選手
- 「あともう1プレー」頑張りたい選手
そんな選手のための“自然由来の秘密兵器”がこのビートルートジュースです。
「バテない体は、赤い力から。」
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いつも、ありがとーーーございます!
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