プロ野球選手に多い肩のケガ、QLS症候群とは?セルフケアだけでは予防できない理由

トレーナー向け

どーーーもーーー!

アスレティックトレーナー あたかゆうすけです。

プロ野球選手や投手にとって、肩や肘のコンディションは命。その中でも、「肩に力が入りづらい」「球速が落ちる」「リリースの感覚が鈍る」といった症状を訴える選手が増えている原因の一つが QLS症候群(Quadrilateral Space Syndrome) です。

QLS症候群とは?

QLS症候群は、肩甲骨の後方にある「四辺形間隙(quadrilateral space)」というスペースで腋窩神経が圧迫されることで起こる症状です。この神経は三角筋や小円筋の働きに関与するため、圧迫されると肩に力が入りにくくなり、投球動作にも悪影響を及ぼします。この症状を見落としてしまい、リリースの感覚が悪くなり、イップスと誤認されることが多いです。

QLS症候群の主な原因

  • 投球動作の繰り返し:肩を酷使すると筋肉が過緊張し、神経の通り道が狭くなる。
  • アライメントの崩れ:肩甲骨や上腕骨の位置がズレることで神経に負担がかかる。
  • 筋バランスの乱れ:小円筋や三角筋の硬さが神経を圧迫する。
  • 可動域の低下:肩甲骨の動きが悪くなることで神経にストレスがかかる。

セルフケアでは予防が難しい理由

多くの選手がストレッチやセルフケアを行っていますが、QLS症候群の予防・改善には セルフケアだけでは不十分 です。

1. 神経の圧迫はストレッチだけでは解消しづらい

筋肉をほぐすだけでは不十分で、神経の通り道を確保するには 正確なアライメント調整 が必要です。

2. 体の使い方を改善しないと再発する

フォームや肩の使い方を見直さないと、同じ負担が繰り返しかかり再発のリスクが高まります。

3. 触れにくい筋肉へのアプローチが必要

小円筋や三角筋の奥にある神経にアプローチするには、セルフマッサージだけでは難しく、専門的な施術 が必要です。

4. 筋膜や関節の調整が不可欠

筋肉だけでなく、筋膜や関節の可動域を整えないと、神経への負担を軽減できません。

効果的なケア方法とは?

  1. アライメント調整:肩甲骨・上腕骨・頸椎のバランスを整える。
  2. 筋膜リリース:小円筋や三角筋周辺のリリースで神経の圧迫を軽減。
  3. 正しい動作の習得:投球フォームや肩の使い方を修正。
  4. 可動域の向上:肩甲骨の動きを改善し、神経の負担を減らす。
  5. 専門家によるチェック:セルフケアに加え、定期的な専門家のチェックを受ける。

まとめ

QLS症候群は、プロ野球選手、特に投手にとって厄介な症状です。セルフケアだけでは解決しづらく、アライメントの調整や神経のリリース が必要になります。なかなか自分では違和感と表現できても気づくことは難しいです。

肩に違和感がある、力が入りにくいと感じる選手は、早めに適切なケアを受けることが大切です。

「なんか肩に力が入らない」「投球時の感覚が変わった」と感じたら、ぜひ一度チェックを受けてみてください。

いつも、ありがとーーーございます!


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