Vol.8|“ブレない軸”があるか?迷ったときの判断を支えるトレーナーのマインドセット

トレーナー向け

どーーーもーーー!
アスレティックトレーナー あたかゆうすけです。

若手トレーナー向けシリーズ、今回でVol.8となりました。

Vol.7では「稼げるトレーナーになるには?」というテーマで、
“仕事として成り立たせる覚悟”をお伝えしました。

そして今回はもう一歩踏み込んで、
「判断に迷ったとき、どうするか?」というテーマです。

トレーナーという仕事は、
常に“判断”の連続です。

その判断の質を決めるのが、
「自分の中にあるブレない軸」です。


現場には「正解がない」ことが多すぎる

  • この選手を今、止めるべきか?
  • やらせるべきか?
  • 指導者の意向と、自分の意見が違う。どう伝える?
  • 選手がプレーしたがっている。止めるべきか?

現場に立てば立つほど、
白か黒かで判断できない場面に何度も直面します。

そんなときに必要なのが、
「自分なりの判断軸」です。


トレーナーとしての「判断軸」はこうしてつくる

① 「誰のために仕事をしているのか?」を明確にする

選手のため? チームのため? 自分の将来のため?
誰を最優先に考えるのかが明確であれば、判断はブレません。

ぼくの場合は、
「目の前の選手の未来を守ること」が判断基準のベースです。

その選手が3年後・5年後に競技を続けているかどうかを見据えて、
今伝えるべきことを選びます。


② 「自分の大切にしている価値観」を言語化しておく

たとえば…

  • ごまかさない
  • 選手ファースト
  • 感情で動かない
  • 根拠を持って伝える
  • 相手を尊重する

このような“自分の中の指針”を言語化しておくと、
迷ったときの“心のコンパス”になります。


③ 「自分を信じる」ために、小さな積み重ねを大事にする

判断には、自信も必要です。

でも、自信は自然には生まれません。
日々の積み重ねから育ちます。

  • 目の前の選手にしっかり向き合う
  • 言いにくいことも誠実に伝える
  • 挨拶を欠かさず、基本を丁寧に

こうした日々の行動が、いざという時の「判断」に力をくれます。


④ 「選択肢を提示する」ことがトレーナーの仕事

トレーナーは「決める人」ではありません。
本当に大切なのは、
選手やスタッフが判断できる材料を“見える形で提示”することです。

たとえば…

🗣「このままプレーすれば、今日の試合には出られるけど、悪化する可能性がある」
🗣「今しっかり休めば、大会本番には間に合う可能性が高い」

このように、メリット・デメリットの両方を提示して、選手や指導者に選ばせる

それが、相手の“納得”と“責任ある判断”につながります。

自分が全てを判断しようとするのではなく、
「選択肢を提示して、主体性を引き出す」ことこそがプロの仕事です。


“軸”がある人は、周囲に安心を与える

  • 選手は、「この人に任せて大丈夫」と思える
  • 指導者は、「考えて動いているな」と信頼してくれる
  • 保護者にも、「子どもを安心して任せられる」と感じてもらえる

軸がある人には、“信頼”が自然と集まります。


🟡 「トレーナーの価値は、判断力で決まる。」🟡 「選択肢を示し、相手に判断させるのが“プロの関わり方”。」

あなたの“判断”が、選手の未来を左右するかもしれない。
だからこそ、今日から“自分の軸”を磨き続けてください。

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いつも、ありがとーーーございます!

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