プロアスリートのための男性ホルモン講座 Vol.1
「勝ちきる身体に不可欠な“テストステロン”とは?」
どーーーもーーー!
アスレティックトレーナー あたかゆうすけです。
「筋力も集中力も落ちてきた気がする」
「思ったほど回復しない。昔と違う」
そんな感覚、ありませんか?
それ、実はテストステロンの低下が関係しているかもしれません。
✔ テストステロンとは?
テストステロンは、男性ホルモンの代表的な存在。
筋肉、骨、神経、心の状態までも幅広く支配する、まさに「戦う男のホルモン」です。
テストステロンの主な役割:
- 筋肉量・筋力の維持・増加
- 体脂肪のコントロール
- 骨密度の維持
- 意欲・闘争心・集中力の強化
- 性機能・性欲の維持
- 赤血球の産生促進(酸素運搬力UP)
✔ アスリートにとっての“勝負ホルモン”
複数の研究で、テストステロンが高い選手は「パワー系・爆発系スポーツ」で有利に働くと報告されています。
🧪【参考文献】
Cook CJ, Crewther BT. The effects of acute and chronic testosterone modulation on performance. Sports Med. 2012;42(1):1-15.
→ スポーツ直前のテストステロン上昇が競技パフォーマンスと相関。
また、闘争心・アグレッシブさといったメンタル面にも強く関わり、
サッカー・野球・格闘技・ラグビーなどの対人競技で差が出やすいホルモンです。
✔ 競技別の注目ポイント
競技 | テストステロンの重要度 | 理由 |
---|---|---|
格闘技・ラグビー | 非常に高い | 筋力・闘争心・リカバリー速度が問われる |
サッカー・バスケ | 高い | 接触プレー、俊敏性と集中力 |
陸上短距離 | 高い | 筋肉の爆発的動員に関与 |
ゴルフ・野球 | 中程度 | 精神面の安定・骨密度・疲労耐性 |
長距離走 | やや低いが重要 | 持久力よりも回復・免疫維持に関与 |
✔ 若くても油断できない
30代を過ぎれば自然とテストステロンは低下傾向に入りますが、
実際には20代後半〜30代前半のトップアスリートでも「低下傾向」のケースが増えています。
なぜか?
✅ ハードな練習
✅ 栄養不足
✅ 睡眠の質の低下
✅ 試合続きによる慢性疲労
✅ ストレスやプレッシャー
日々の積み重ねが、ホルモンを削っているのです。
✔ だから、知っておくべき。
「テストステロンを守ること」は、
プロとして長く戦い続けるための戦略です。
このシリーズでは、
✔ テストステロンの下がる兆候
✔ 上げるための食事・運動・睡眠法
✔ 性機能や回復力との関係
✔ 正しい検査方法と数値管理のしかた
…などを科学的に解説していきます。
次回(Vol.2)は
👉 「テストステロンの低下がパフォーマンスを奪う ― その兆候と影響」
🔍 ケガで終わるか、整えて伸びるか。
差がつくのは、ホルモンの理解から。
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いつも、ありがとーーーございます!
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