どーーーもーーー!
アスレティックトレーナー あたかゆうすけです。
「テストステロンの低下がパフォーマンスを奪う ― その兆候と影響」
前回のブログでは「テストステロン=勝負ホルモン」であることをお伝えしました。
今回はその逆。テストステロンが下がってしまうと、どんなことが起こるのか?
「知らないうちに落ちていた」
「不調の原因がわからなかった」
そんな方こそ、ぜひ一度このチェックを。
✔ テストステロン低下で起きるサインとは?
✅ 身体編
- 筋肉がつきにくくなった
- 持久力が落ちた
- 回復が遅くなった
- 内臓脂肪がついてきた
- 以前より疲れやすい
✅ メンタル編
- イライラする
- やる気が出ない
- 気分の落ち込みがある
- 朝起きられない・集中できない
✅ 性機能編
- 性欲が低下してきた
- 勃起の頻度・硬さに変化を感じる
- 朝立ちの回数が減っている
これらの変化は、年齢や疲労のせいではなく、“ホルモン低下のサイン”かもしれません。
✔ 実際の研究とデータから見えてきたこと
🧪【エビデンス】
Handelsman DJ. Testosterone and male health: how strong is the evidence? Med J Aust. 2021
→ 低テストステロン状態(hypogonadism)は筋力・骨密度・気分・性機能・代謝すべてに悪影響を与えることが明らかに。
また、アスリートにおいても血中テストステロン濃度と競技成績に有意な関連があることが、複数の論文で報告されています。
例:Crewther BT et al. (2012)
テストステロン値が高い選手ほど、スプリント・ジャンプ・リフティングの成績が良好。
✔ なぜテストステロンは下がるのか?
アスリートであっても、以下のような要因が重なると、簡単にテストステロンは落ちていきます。
要因 | 内容 |
---|---|
睡眠不足 | 深い眠り(ノンレム睡眠)時に分泌されるため |
過度な練習 | オーバートレーニングはテストステロンの“敵” |
栄養不足 | 特に脂質・亜鉛・ビタミンDの不足は致命的 |
慢性的なストレス | コルチゾールが分泌され、テストステロンが抑制される |
過度のアルコール | 肝機能を低下させ、ホルモンバランスが乱れる |
✔ “プロ”であるほど管理が必要な理由
テストステロンの低下は、見た目に表れにくい「静かな不調」です。
プロであるほど、リカバリー・集中力・判断力・性機能・骨の強さが問われます。
だからこそ、「ホルモンを管理する」という考え方が必要です。
✔ 血液検査でチェック可能です
日本ではまだ一般的ではありませんが*血中テストステロンの測定(総T・遊離T)は医療機関で行えます。
基準値の一例(参考):
指標 | 目安 |
---|---|
総テストステロン | 2.5~8.0 ng/mL(日本では3.5 ng/mL未満は低下の疑い) |
遊離テストステロン | 8.5 pg/mL 未満は男性更年期の可能性あり(40歳以上で) |
✔ まとめ:テストステロン低下の兆候は“見逃されやすい”
「最近、調子が上がらない」
「筋トレしても以前ほどの反応がない」
その原因は、テストステロンかもしれません。
次回(Vol.3)は
👉 「食事で変わるホルモンバランス ― テストステロンを下げる食品・上げる食品」
お楽しみに!
差がつくのは、気づいた今から。
テストステロンの理解が、あなたの未来を守る。
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いつも、ありがとーーーございます!
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