【野球の傷害予防】投手と野手、それぞれに必要な具体策とは?エビデンスから学ぶケガ対策

ジュニアアスリート

どーーーもーーー!
アスレティックトレーナー あたかゆうすけです。

今日は、野球を頑張るアスリートとその保護者・指導者の方に向けて、
「ケガを予防するために、具体的にどんな対策をすればいいの?」というテーマでお届けします。

ポイントは、投手と野手で傷害の種類やリスクが違うということ。
そのうえで、信頼できるエビデンス(研究データ)をもとに、わかりやすくまとめました!


⚾ 野球の傷害、どれくらい起きているの?

まず、こんなデータがあります。

  • 投手の年間傷害発生率:34〜50%
  • 野手の年間傷害発生率:15〜30%

特にジュニア期(10〜18歳)は、成長中の骨や関節が未成熟なため、
「骨端線損傷」「疲労骨折」「オスグッド」などのケガも起こりやすいのが特徴です。


🔵 投手の傷害予防|3つの重要ポイント

① 投球数と休養をしっかり管理しよう

  • 中学生:1日70球/週350球以内
  • 高校生:1日100球/週500球以内
    (日本整形外科学会 推奨)

研究によると、1週間75球以上の投球で、肘のケガが2倍以上に増加するという報告も。

また、登板間隔は最低3日空けるのが理想です。
特に「連投」が多い選手は要注意!

② 肩・肘を守る筋肉を鍛える

  • チューブを使ったインナーマッスルトレーニング
  • 肩甲骨や前腕のストレッチと筋力強化
  • エクスターナルローテーション(肩の外旋)の強化で、肩の安定性UP

これらをルーティン化して、肘や肩の負担を軽減しましょう!

③ 投球フォームの見直し

フォームのクセで肘下がりになると、肘への負担が20%増加すると言われています。

  • 体幹の回旋を活かす
  • 肘の位置は肩のラインと平行に
  • リリースポイントを安定させる

指導者や専門家のチェックを受けるのもおすすめです!


🔴 野手の傷害予防|機動力と体幹がカギ

① スプリント能力と下半身強化

野手はダッシュ・急停止・サイドステップが多いため、
ハムストリングやふくらはぎ、股関節のケガが起こりやすいです。

  • 短距離ダッシュ
  • 片脚スクワット
  • ノルディックハムストリングカール(ケガ予防に効果大)

下半身の「力の伝達力」を高めることで、ケガ予防&守備力UPに繋がります!

② 打撃時の腰・手首の負担を軽減

バッティングの回旋動作では、腰椎分離症のリスクが高まります。

  • 体幹トレーニング(プランクやローテーショントレ)
  • 股関節の柔軟性アップ
  • 正しいバットの握り方で手首の負担を減らす

特に成長期の選手は、柔軟性とフォームの安定がとっても大事です!

③ 守備・送球動作のフォーム修正

  • 送球時のステップを大きくとる
  • 体の前でリリースする
  • 肩や肘を無理に使わず、体全体で投げる

野手も「送球フォーム」次第で肩肘の負担が変わるので、動画などで自分の動きを確認するのも◎。


✅ 最後に:整えた分だけ、未来が変わる!

野球の傷害予防に大切なのは、
「投球・スイング・走る・守る」動作を、無理なく、効率よく行える体づくりです。

ケガは「防げるもの」もたくさんあります。

今のうちから、動作の見直しや体づくりをスタートすることで、
これからの野球人生が大きく変わります!

ケガで終わるか、整えて伸びるか。

いつも、ありがとーーーございます!



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